第3回関東kaggler会に参加しました 見出しへのリンク

関東kaggler会に参加してきたので、その参加記を書いておこうと思います。

一言でいうと、楽しかったです。

色々あっただろうに感想が一言。🤔 妙だな

こういうイベントに参加するのはこれで3回目なのですが、やはり同じテーマで熱くなれる人たちと会話したり話を聞かせてもらえるのは楽しく、また刺激になり明日からまたkaggleやりたいと心から思える場でした。 忘却の彼方に記憶が飛んでいく前に備忘録として何があり、何を思ったのかを書いておこうと思います。

その前に、こんなところで書いてないで直接お礼を言えという話ですが、運営の方々、スポンサーのみなさま、発表者のみなさま、参加者のみなさま素敵で心が熱くなる場を作ってくださりありがとうございました。

この参加記は、未来の自分が読んでこの時受けた刺激や熱量を思い出すために書いています。

第3回関東kaggler会のぺージはこちら↓

https://connpass.com/event/341085/

開会前 見出しへのリンク

自分の今回のkaggler会の思い出は、開会前から始まります。

先日終わったCZIIのコンペでチームを組んでいたぶるさんあおさんと中華街で昼ごはんを食べる約束をしていました。

直前になるまでぶるさんは参加補欠だしあおさんは体調不良らしいしでどうなるかと思いましたが、ぶるさんは直前に参加確定しあおさんも体調回復して無事約束の地で会うことができました

エチレンさん: AtCoderはKaggleの役に立つ 見出しへのリンク

開会後、まずはエチレンさんの発表「AtCoderはKaggleの役に立つ」がありました。

資料URL: https://speakerdeck.com/chettub/di-3hui-guan-dong-kagglerhui-atcoderhakagglenoyi-nili-tu

kaggleランク1位の人から話を聞けるなんてなんて贅沢なんだと思いました。しかもトップバッター。

内容はAtcoderで培われた経験やスキルはkaggleにも活かすことができるという内容でした。 この発表を聞いて、Atcoderやってみようかな、AHC面白そうだなと思った人は自分だけじゃないはず。 資料で引用されてるおすすめ資料も読んでみようと思いました。

それにしても、強い人は発表も上手だなと思いました。この後、全ての方の発表でこの人も発表上手、この人も、この人も。。となりました。

kaggleランクにも触れられてたりして、チームを組んでも高い順位をとった方がいいという話でした。 なるほど、誰か一緒に組んで優勝させてください優勝しましょう。お願いします🙇

ななちさん: RSNA2024振り返り 見出しへのリンク

次の発表は、ななちさんで「RSNA2024振り返り」でした。

資料URL: https://speakerdeck.com/nanachi/rsna2024zhen-rifan-ri

たまにTwitterで絡んでくれるななちさん、どんな方なんだろうと思いましたが、ななちさんはななちさんでした。

ちなみに、ななちさんのRSNA2024の1st solutionではコードも公開されてるのでぜひ読んでください。自分も読んでます。(コードまで公開してくれてほんとにありがたい、ありがとうございます🙏)

特にモデルのアーキテクチャ周りのお気持ちや、最終形態に行き着くまでの過程なども紹介してくれておりすごく参考になりました。この試行錯誤の過程やこめたお気持ち、またそれによる効果はソリューションから読み解くのが難しい部分があるのですごく勉強になりました。

またクロップ領域の調整に、可視化とCVを組み合わせて地道に調整するなど、強い人には他人から見ると一見狂気に見えることでも必要と思えばやり切る力が共通してるなと思いました。 自分も可視化してエラー分析したりしますが、自分のはてんでお話にならないなと思わされました。

発表を聞いて、次からのコンペの相棒はConvNeXtにしようと思いました。 今回はタイミングがあわずお話できなかったので次は機会があれば学習理論周りの雑談させてもらえると嬉しいです。

なんとななちさん僕らが惨敗したCZIIでもプライズをとっており更にソリューションとコードも公開してくれてます。ありがたい。。読み込みます🙏

CZIIのななちさんソリューションはこちら↓

https://www.kaggle.com/competitions/czii-cryo-et-object-identification/discussion/561431

これで最強になります。

かえるるるさん: EEDI コンペ参戦記 見出しへのリンク

かえるるるさんの発表「EEDI コンペ参戦記」がありました。

資料URL: https://www.docswell.com/s/kaeru_nantoka/53GLVL-2025-02-13-182323

まずパイプラインの全体図をみた時に大きなモデル使ってるだろうにkaggle環境でここまで詰め込めるのか、すごいと思いました。

更にコンペの進め方を順をおって説明してくださり、上位に入る方との戦略部分での経験の差を痛感しました。 こういう進め方の妙みたいなのはどうやったら身につくんだろうか、、ぜひお話して伺ってみたいです。 更にはvllm、話には聞くが、、という感じで気になりますね、最近個人的に推論の高速化がhot topicです。

Jun Kodaさん: 🤔 妙だな… 見出しへのリンク

Jun Kodaさんの発表「🤔 妙だな…」がありました。個人的に今回のベストスピーカーでした。

資料URL: https://speakerdeck.com/junkoda/di-3hui-guan-dong-kagglerhui-miao-dana-dot-dot-dot-jun-koda

内容はかなり耳が痛い話で、疑問を突き詰めることの大切さを記憶にすごく残る語り口で語ってくれました。

結果が期待とは違った時にそれを掘り下げていくのが大事だと感じました。 自分は期待と違った結果になってもこんなもんかなと見切りをつけるので諦めが速すぎたなと反省しました。 突然閃いたりは真似できなそうです。。

Jun Kodaさんとははじめましての挨拶もできたし色々お話できてよかったです。

Jun Kodaさんのこのブログ記事何度も読んでますが、おすすめなのでぜひ読んでほしいです

https://medium.com/@junkoda/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%B0%97%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%88%E3%81%86-4fd575d03fb1

スポンサーセッション 見出しへのリンク

Sakana AI様、ソニーグループ株式会社様、株式会社松尾研究所様、ベネッセコーポレーション、Udemy様からスポンサーセッションもありました。こういう会で食事が出たり、ノベルティが出たりするのはスポンサー様のおかげなので感謝です。スポンサー、かっこいいです。いつか会社としてスポンサーになれるようになりたいなと思いました。

LT 見出しへのリンク

どのLTも完成度高すぎるし、なんでLTなんだ?もっと話してほしいと思う発表ばかりでした。

nishimotoさんの「マーケット予測コンペの問題設計と取り組み方」では、自分も株系のコンペは忌避感があったのですがなぜそう思ってたのか整理でき、更には全部が全部避けた方がいいコンペというわけでもなさそうと思いました。 知識は全然ないですが、興味はあるので自分が好きな画像コンペがないときに調べてみようかなと思いました。

資料URL: https://www.docswell.com/s/8980249862/KR2YD1-KantoKaggler3rd_MarketCompetition

utm529fさんの「Kaggleはうつ病患者の役に立つ」は、発表に力強さを感じました。毎日Notebookを日英で出すとかもすごいですが、ちゃんとオチがついてましたし、LBの名前が個人的にツボでした。

資料URL: https://speakerdeck.com/utm529f/di-3hui-guan-dong-kagglerhui-lt-kagglehautubing-huan-zhe-noyi-nili-tu

tattakaさんの「ZII - CryoET Object Identification 参加振り返り・解法共有」では自分も参加してたCZIIの4th place ソリューションの発表がありました。もっと聞きたかった。。なんでLTなんだと思いました。いつもソリューションやコードを参考にさせていただいてるtattakaさん、懇親会で初めましてもできたのでよかったです。お礼を直接言えなかったのが心残りです。次機会があればお礼を直接言って普段の取り組みやコンペのお話できるといいなと思います。

資料URL: https://speakerdeck.com/tattaka/czii-cryoet-object-identification-can-jia-zhen-rifan-rijie-fa-gong-you

nejumiさんの「人狼コンペとLLM量子化について」は、これまたなんでLTなんだと思いました。。量子化何もわからんと思い、量子化の話だと思って聴いていたらコミニティコンペの話でした。原因を突き止める部分でJun Kodaさんと同じく突き詰める力を感じました。

資料URL: https://speakerdeck.com/nejumi/guan-dong-kagglerhui-lt-ren-lang-konpetollmliang-zi-hua-nituite

takaitoさん「NLPの変遷とNLPコンペの最新事情〜進化する技術と変化する戦い方〜」は、これまた、なんでLTなんだ3でした。 これは本当に話したいことと分量が合ってないなと思いましたが、こうでなくちゃなと思いました。 NLPコンペいつかやりたいなと思いつつ、最近のNLPコンペは猫も杓子もLLMと行った感じで少しハードルを感じます。。

資料URL: https://speakerdeck.com/takaito/di-3hui-guan-dong-kagglerhui-nlpnobian-qian-tonlpkonpenozui-xin-shi-qing-jin-hua-suruji-shu-tobian-hua-suruzhan-ifang

yu4uさん「2.5Dモデルのすべて」は、これまた、なんでLTなんだ4でした。そして名作でした。yu4uさんの系列データのための深層学習モデリングや近年のVision Trnasformer、物体検出よもやま話は何度も読んでいますが、この資料も何度も読むことが確定な資料でした。ありがたい。。ありがとうございます🙏

資料URL: https://speakerdeck.com/yu4u/2-dot-5dmoderunosubete

追記:

Weekly Kaggle News #272 で取り上げていただきました。ありがとうございます。

https://weeklykagglenews.substack.com/p/weekly-kaggle-news-272

追記終わり

おわりに 見出しへのリンク

このようなイベントは3回目なのですが、やはり現地参加で空気感を感じること、実際にKagglerと会って話すことはとても大きなことだと感じました。 社会人になってここまで熱くなれるもの、それを分かちあえる人がいることは幸せなことだと思ってます。

youtubeで会を見直してますが、オンラインだと感じれない発表者の空気や会場の空気があります。そこでしか味わえない大変貴重な経験だと思います。 もちろん有益な発表しかないですし、勉強になることが多いです。雑談などの中からも受ける刺激が大きく自分もいずれよばれるようなkagglerになりたいと思いました。

個々の発表や資料の深堀りは、また別の記事で書いていきたいと思います。

過去画像コンペの勉強会をやりたいと思っています。 まだどうやるか決めてないのですが、1人で運営するのは大変そうなので知恵や壁打ち、お手伝いしてくれる人いたらぜひ一緒にやりましょう。 TwitterでもBlueSkyでもいいので声かけてくれると嬉しいです。 ぶるさんはやってくれるはず…

コミニティに少しでも還元できるといいし、金メダルがほしいな。